執筆:EugeneAmnis
チェックシート機能について
ForMe12.6からチェックシート機能を追加しました。この機能は在庫管理等のすでにリストアップされた項目のデータ入力に適した機能です。モードには閲覧、簡易入力、編集があり、不用意なデータ変更を防止する機能も備えています。
作成も簡単でCSVファイルのヘッダー列直下の行に設定キーワードを入力し、ForMeの 共有データの管理 > PUBLIC 領域に保存するだけです。保存時にアプリが自動的に通常のCSVファイルかチェックシートファイルかを判断します。フォルダを作成し、その中に入れることも可能です。
FormeStudio.xlsmのTable2CSVを使ったチェックシートの作成方法
FormeStudio2.61以降、Excelのバージョンが16.0以上の場合はテーブルからUTF-8形式のCSVを作成することが可能です。この機能を用いてチェックシート用のCSVファイルを作成する際にリスト用のデータ列を設定する場合、テーブルの仕様上、ヘッダー行を空欄にすることができません。この場合は半角スペースのみを入力することでAndroidアプリForMeは空欄と判定します。
2番目の行に以下のキーワードを設定するだけで、通常のCSVファイルをチェックシートに変更できます。尚、バーコード読み込みはテキスト入力と兼用となっています。
キーワード
機能 | キーワード | 必須 | 選択肢 |
---|---|---|---|
テキスト | t | T | × |
数値 | n | N | × |
チェックボックス | m | M | ○ |
リスト | l | L | ○ |
コンボボックス | c | C | ○ |
YES or NO(ブール入力) | b | B | × |
日付時間 | d | D | × |
また、リストやコンボボックスのような選択肢があるパーツを使用する際は以下のようにアイテムデータ列を指定する必要があります。(リストの場合)
L(アイテムデータ列名)
アイテムデータ列はデータ本体と空列を挟んでヘッダー行にアイテムデータ列名を記入します。複数のアイテムデータ列を設定する場合は列を追加していきます。
ユーザー | 性別 | sex | |
---|---|---|---|
L(sex) | 男 | ||
A | 女 | ||
B | LGBTQ | ||
C | 答えたくない | ||
D |
親フォルダ(ルート直下のフォルダ)内にチェックシートを設置すると画像ファイル名転記することができます。この際、自動的に親フォルダ直下にimgsフォルダが作成されます。
比較的に簡単にCSVファイルからチェックシートを作成することができるので試してみて下さい。