書式記号

October 9, 2018
excel データ入力 操作 機能

書式記号

書式記号とは、セルの設定 > ユーザー書式やTEXT関数で使用する記号のことです。 書式記号を使用することで位の指定やExcelでよく問題になる会員のIDなどで使用される “ 001 ” のように0から始まる数字の0が消える問題などに 対応する事ができます。

書式記号には5つの種類があります。

  1. 数値の位取りをする書式記号
  2. 数値の書式を指定する書式記号
  3. 文字を表示する書式記号
  4. 日付や時刻を表示する書式記号
  5. 色を指定する書式記号

ここでは1から4までを説明していきます。

数値の位取りをする書式記号

3つの種類があります。0#?です。整数と小数は . で区切って別々に設定する事ができます。

0

指定した桁数まで 0 で補完して表示します。

#

補完されません。そのまま表示されます。

?

指定した桁数までスペースで補完して表示します。

入力値 設定記号 結果
1 000 001
1 ### 1
1 ??? 1
1.1 000.### 001.1
1.1 ###.000 1.100
1.1 ###.??? 1.1
1.1 ???.000 1.100
1.1 ???.### 1.1
1.1 000,??? 000, 1

数値の書式を指定する書式記号と文字を表示する書式記号

数値の位取りをする書式記号と組み合わせて使用します。条件分岐などもあり複雑です。 その為、表で主なものを使用した結果のみを示します。

入力値 設定記号 使用例 結果
1000 . ###.000 1000.000
1 % ##% 100%(パーセント表示をします。)
1000 / ###/### 1000/1(分数表示します。)
1000 E+ ###E+### 1E+3(符号付指数表示します。)
1000 E- ###E-### 1E3(マイナスのみ符号をつけます。)
1000 , #,# 1,000(3桁ごとに桁を区切ります。)
1000 ! #!k 1000k(半角文字1文字を後ろに挿入します。)
1000 “SAMPLE”# SAMPLE1000(文字列を挿入します。)
1000 * *A AA(指定文字でセルが埋め尽くされます。)
1000 _ #_ “個” 1000 個(空欄を指定数挿入します。)
1000 @ “ABC”@“号店” ABC1000号店(指定位置に値を挿入します。)
1000 [条件] [>=999]#;“-”# 1000(” ; “で書式を区切ります。)
500 [条件] [>=999]#;“-”# -500
12345678 [DBNum1] [DBNum1] 千二百三十四万五千六百七十八
12345678 [DBNum2] [DBNum2] 壱阡弐百参拾四萬伍阡六百七拾八
12345678 [DBNum3] [DBNum3] 千2百3十4万5千6百7十8

因みに数式の入ったセルの書式を@にすると数式が表示されます。

日付や時刻を表示する書式記号

日付や時刻を表示する書式記号も大変多い為、表で簡単な説明をしていきます。通常、これらを組み合わせて使用していきます。 区切り記号は/ : -です。日本語を使用する際はhh”時”のように “ で囲みます。

入力値 設定記号 使用例 結果
2018/10/1 9:03:55 d 日付を1桁で表示 1
2018/10/1 9:03:55 dd 日付を2桁で表示 01
2018/10/1 9:03:55 ddd 曜日を英語短縮で表示 Mon
2018/10/1 9:03:55 dddd 曜日を英語で表示 Monday
2018/10/1 9:03:55 aaa 曜日を日本語短縮で表示
2018/10/1 9:03:55 aaaa 曜日を日本語で表示 月曜日
2018/10/1 9:03:55 m 月を1桁で表示 10
2018/10/1 9:03:55 mm 月を2桁で表示 10
2018/10/1 9:03:55 mmm 月を英語短縮で表示 Oct
2018/10/1 9:03:55 mmmm 月を英語で表示 October
2018/10/1 9:03:55 mmmmm 月を英語頭文字で表示 O
2018/10/1 9:03:55 yy 年を西暦下二桁で表示 18
2018/10/1 9:03:55 yyyy 年を西暦で表示 2018
2018/10/1 9:03:55 g 年を元号アルファベットで表示 H
2018/10/1 9:03:55 gg 年を元号1文字で表示
2018/10/1 9:03:55 ggg 年を元号で表示 平成
2018/10/1 9:03:55 e 年を和暦1桁で表示 30
2018/10/1 9:03:55 ee 年を和暦2桁で表示 30
2018/10/1 9:03:55 h 時間を1桁で表示 9
2018/10/1 9:03:55 hh 時間を2桁で表示 09
2018/10/1 9:03:55 m(hh:m:ss) 分を1桁で表示(組合せ必須) 09:3:55
2018/10/1 9:03:55 mm(hh:mm:ss) 分を2桁で表示(組合せ必須) 09:03:55
2018/10/1 9:03:55 s 秒を1桁で表示 55
2018/10/1 9:03:55 ss 秒を2桁で表示 55
2018/10/1 9:03:55 s.0 マイクロ秒1桁まで表示 55.0
2018/10/1 9:03:55 s.00 マイクロ秒2桁まで表示 55.00
2018/10/1 9:03:55 s.000 マイクロ秒3桁まで表示 55.000
2018/10/1 9:03:55 AM/PM 午前午後表示(時刻設定後に指定) AM
2018/10/1 9:03:55 am/pm 午前午後表示(時刻設定後に指定) am
2018/10/1 9:03:55 A/P 午前午後表示(時刻設定後に指定) A
2018/10/1 9:03:55 a/p 午前午後表示(時刻設定後に指定) a
7:00:00 [h] 経過時間を時1桁で表示 7
7:00:00 [hh] 経過時間を時2桁で表示 07
0:5:00 [m] 経過時間を分1桁で表示 5
0:5:00 [mm] 経過時間を分2桁で表示 05
0:0:2 [s] 経過時間を秒1桁で表示 2
0:0:2 [ss] 経過時間を秒2桁で表示 02
TEXT関数

TEXT関数は数値を指定された書式で文字列に変換する関数です。

= TEXT(数値 , 書式記号の組み合わせで設定)

書式設定はある意味Excelの大きな特徴の一つではないでしょうか。すでに設定されているものも多いですが、 今回紹介した書式記号を使用する事で表現が大きく広がります。

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