執筆:EugeneAmnis
Formeシステムのハードウエア要件
ここではFormeシステムを構築する際のハードウエア構成要件を説明します。
使用想定
まず、Formeシステムで何ができるのかを説明します。FormeシステムはAndoridアプリForMeとPC向け表計算ソフトファイルFormeStudio(xlsm,ods)を保存したPCで構成されるものを指します。
このシステムはバッチ方式のハンディーターミナル機能とチェックシート機能を簡単な操作で提供し、ユーザーが自らJavaScriptで機能を実装することでより複雑なシステムを構築できるようになっています。
簡単に言うとインターネット不要で情報収集システムを構築できます。製造現場では設備への電磁波の影響を避けたい・既に多くのWifiがあり、これ以上増やしたくない・コストの関係で高価なシステムを構築できない・基幹業務システムに直接接続することが難しいなどの理由から紙媒体に頼り、収集データの不適格化・認証遅れ・死蔵化が発生しているところも少なくないと思います、
そのような現場での使用を想定し、ローカルエリア用システムとして開発されたのがFormeです。
PCをホストとして、複数のAndroid端末の収集データを設定・保存が可能です。Androidアプリ側でPCの基本機能を有効活用するように実装しているので、システムを構築する際にPC側に余計なアドインやクライアントプログラムをインストールする必要がなく、マクロファイルを保存するだけでシステムの運用がはじめられます。無論、インターネットも不要です。
また、古いAndroid端末や古いPCでも利用できるように実装してあるので、それらで構成されているシステムの機能アップグレードとして利用可能です。またインターネットベースの基幹業務システムの不具合発生時の簡易バックアップとして利用することも可能です。
ハードウエア構成要件
Android端末は推奨OS7.0以上、基本機能のみであればOS4.1以上。PCはExcel2011 for Mac・又はExcel2013以上が稼働でき、インターネットブラウザ(Chrome推奨、QRコード作成に使用)が起動できるものとなります。
メーカー保証のあるOS(Windows,macOS,linux)又はアプリでの使用を推奨していますが、完全なスタンドアロンでの使用であり、完全にコントロールできている状況であれば自己責任で古い端末で使用しても構いません。
AndoridアプリForMeには独自Bluetoothファイル送信機能があるため、PC側にBluetooth機能がついていることが望ましいです。もしついていない場合はBluetoothドングルを利用されることをお勧めします。
今回は新品の機材を紹介していますが、基本的に使用しなくなった古いAndroid端末と使用中のPCを使った運用を想定して各機能を実装しているのでお気軽にお試しください。
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